午前中に出かける用を済ませたので、午後はのんびりです。
さて、今年2月にメンタル不調で「適応障害」と診断されて、約2か月半休職になり、その後復職したわけですが、実は自分の人生の中では、2001年の秋が、メンタル不調が最もひどかったです。
今でもその時期は、トラウマに感じるほどです。
30代後半の頃でしょうか。2001年夏に職場異動があり、自分はそれまでやっていた仕事とは全く別の仕事内容の職場に異動になりました。
もうその時は、入って2週間ほどで違和感を感じました。
それにその時の職場で教育係りがいたのですが、ほとんど放置状態で、マニュアルを渡され「読んで理解して」と言われただけです。今にしてみれば状況はひどいものでした。
評価するための装置を組み上げねばならず、いろいろ自分から聞いたりしますが、そっけない答えが返ってきたり、マニュアルに書いてあるでしょ!と言われたり(ちなみにマニュアルは英文でした)、とにかく自分で開拓してやらなければならないのだな、とその時は自分なりに頑張ってきました。
当然ストレスもたまり、体に不調をきたし、特に胃が痛かったので、病院内科で診てもらって、胃カメラを飲まされたりして、またその時期は一週間会社休みました。
もう会社に行きたくないという気持ちが強くなり、こんな仕事よりもっと別の世界があるはずだ、と上司に会社を辞めることを告げたのでした。自分でも転職しようと思ったわけです。
ただ次にどうするか何も決めてなく、ちょっと体調悪いと会社休んだりして寝込んでいて、ホントその時が人生のどん底状態の時期でしたね。
退職は受理されて、2001年12月頃の退職で話を進めていたのですが、結局、冷静に考えて、会社を辞めることをやめました。撤回ですね。
上司からは「もう同じ職場にはいられないよ」と厳しく言われ「辞めないなら、この会社でやっていく覚悟を示してくれ」と部長含めた面談で、厳しい追及をされました。
精神的にきつかったことを言いましたが、その当時は、まだメンタルやうつとかそんなことに理解があまりなかったのでしょう。(というかその当時の上司が)
退職は白紙となり、自分は12月にまた違う部署に異動になりました。ただそこでは、けっこう親切に教えてくれた先輩がいましたので、そこで精神的に持ち直してきましたね。
今にしてみれば、それこそメンタルクリニックに行って診察した方がよかったのではないかと思うのですが、精神科に行くことにためらいがあり、また悩みを打ち明けた友人からも「うつとかって簡単に決めつけない方がいいよ。精神科に行くのは最後の手段だよ」と言われたこともあって、当時はハードルが高かったのです。
休職制度も当時からあったようですが、メンタルで休むこと自体があまり例がなかったので、そういうことで休むことも考えなかったです。
今、ウチの会社でも精神疾患で休職している人も何人かいて、けっこう半年とか1年とか会社に来ていない人もいるみたいです。
ただその中で傷病手当も出て、ホント、メンタル疾患についても理解を得られる会社になりました。
・・・なんか今日は昔話を書いてしまった感じですが、2001年秋の時期。やはりあの時の状態にはなりたくない。まだ今年の休職した時の方が精神状態は落ち着いていました。
あの時のトラウマをちょっと思い出した。それでこのブログに記してみました。